この図で見る正規分布
正規分布に従う確率変数は、釣鐘形の密度を持ちます。平均が頂点の位置、標準偏差が幅を決めます。が2つの値の間に入る確率は、その間の曲線の下の面積です。ここでは曲線の下に2種類の目盛りがあり、は値を、は標準化した単位を表します。とを動かし、とに境界を置き、どちらの目盛りを画面に固定するか選べます。
なぜどの正規曲線も同じ曲線なのでしょうか。の目盛りを固定し、やを変えてみてください。画面上の曲線は動きません。その代わり、下のの目盛りが移動・伸縮し、密度の目盛りの数値が変わります。境界はの値なので、その目盛りと一緒に動きます。塗った面積が変わるのは、境界のの目盛り上の位置が変わるときだけです。どの正規分布も標準正規分布を別の目盛りで読んだものなので、が成り立ちます。ここでは、標準正規曲線の下でより左にある面積です。
曲線のどこにが表れるのでしょうか。変曲点です。通常の目盛りでは、曲線はとの間で上に凸、その外側で下に凸です。この2つの変曲点で、接線は曲線を横切ります。形が変わらないので、平均から標準偏差の倍以内の面積はやによらず、1倍以内が約68.27%、2倍以内が約95.45%、3倍以内が約99.73%です。
なぜ狭い曲線ほど高いのでしょうか。全体の面積が常に1だからです。「組み立て」は、標準正規曲線からの2段階を示します。まで平行移動し、横方向に倍すると面積はになります。高さをで割ると、面積は再び1です。したがって頂点の高さはで、を半分にすると高さは2倍になります。高さは密度、つまりの1単位あたりの確率です。確率を表すのは面積だけです。
裾はどれほど薄いのでしょうか。通常の目盛りでは、曲線は約の位置で軸に重なるように見えますが、決して0にはなりません。対数目盛りではがの二次関数なので、曲線は上に凸の放物線になり、裾は外に行くほど急に下がります。左右を合わせたより外側の確率は約0.270%、より外側は約15,800分の1、より外側は約5億700万分の1です。対数目盛りでは曲線の下の面積は確率を表さなくなるため、領域はの目盛り上だけに示します。
注目すること
- 2つの試験の得点をどちらも正規分布でモデル化する場合、第2の目盛りをオンにして、それぞれの試験の得点を1つずつ比べられます。各得点には固有のの位置があり、右にある方が、その試験の集団内での順位が高い得点です。
- 68–95–99.7則は正規分布の性質です。他の分布では、標準偏差の倍以内に入る割合は大きく異なることがあります。
操作
- の目盛りを固定した状態で、の目盛り本体をドラッグするとを変えられます。のハンドルをドラッグすると目盛りを伸縮できます。ハンドルを外側に引くと目盛りの間隔が広がり、は小さくなります。
- ドラッグできるハンドルはすべて矢印キーでも動かせます。入力した境界が表示範囲の外にある場合は、その境界が見える位置へ表示が移動します。