この図で見る確率密度関数
確率密度関数は、面積によって連続確率変数を表します。であり、、全体の面積は1です。この図では数直線を幅の階級に分け、各階級の正確な確率、またはそれをで割った値を棒の高さにして、に重ねています。下には累積分布関数があります。棒の高さを密度にすると、を半分にするたびに棒がに近づきます。5種類の分布を試せ、そのうち1つは手描きできます。
高さは何を表しているのでしょう?確率そのものではなく、単位長さあたりの確率です。各階級の確率を階級幅で割った値は、その階級でのの平均値です。したがって、がで連続なら、が小さくなるにつれてを含む棒の高さはに近づき、短い区間ではが成り立ちます。密度が1を超えてもよく、確率は超えられないのはこのためです。確率は面積なので、高くても細い領域なら面積は小さくなり得ます。1点は幅0の区間ですから、の値にかかわらずです。このような変数では、とのどちらを使っても確率は同じです。
密度と累積分布関数はどうつながるのでしょう?はより左側にあるのグラフの下の面積です。そのため、上図の上の面積は、下図の増加量に等しくなります。各階級の確率は、その階級でのの増加量なので、で割った棒の高さは、その階級でのの割線の傾きです。が小さくなると割線は接線に近づきます。が連続なところではとなり、これが微積分の基本定理です。一様密度の両端のようにが跳ぶところでは、に角ができ、左右からの傾きはのそれぞれの側の値になります。を1点でだけ変えても面積は変わらず、確率も変わりません。
ヒストグラムを密度と比べる前に、なぜ棒の高さを階級幅で割るのでしょう?割らないと棒は確率を表し、階級を狭めるとではなく0に近づきます。で割れば、幅によらず数直線全体の棒の面積の合計は1になります。そのため階級の分け方が異なるヒストグラムを比較したり、に重ねたりできます。データのヒストグラムも同じ仕組みで、正確な確率の代わりに、その階級に入る標本の割合を使います。
注目するところ
- 記録中の最大の階級確率は0に近づきますが、確率が失われるわけではありません。階級が狭くなるほど数が増え、確率の合計は変わりません。
- 階級は0を起点に区切るので、以降は、これらの密度のすべての跳躍点が階級の端に重なります。跳躍点をまたぐ階級があると両側の値が混ざり、をどれほど小さくしても、最大偏差は跳び幅の半分以上にとどまります。
操作
- 上下どちらかの図を押すと、その点を含む階級が選ばれ、その点で接線を引きます。▲ハンドルをドラッグして区間を設定し、を左端より外へドラッグするとになります。
- 「描く」を選び、棒の表示を密度にして上の図に描くと、曲線は面積が1になるように調整されます。