この可視化で扱う総和記号
総和記号は、ギリシャ文字の大文字を使って、多くの項の和を1つの式で表します。添字は、の下に書かれた下限から始まり、1ずつ増えて、上に書かれた上限まで進みます。添字の各値が1つの項を与えます。足すのは添字の値ではなく、各項です:
のとき、項は個です。上下限の両方を含みます。プログラミング言語によっては、range(m, n)はの手前で止まりますが、それとは異なります。上下限には任意の整数を使え、同じ和をとも書きます。
ここでは各項を、添字の上に立つ棒で表します。隣の累計図は、1項につき1本の矢印で、順に変わる合計を示します。上下限と項を選び、ある項について添字とそこまでの累計を確かめたり、項を1つずつ加えて各項の計算を1行ずつ残したりできます。
添字は仮の名前にすぎない
添字が意味を持つのは、その和の中だけです。の下と項の中で名前をすべて変えても、何も変わりません:。そこでダミー変数と呼ばれます。1か所だけ名前を変えると式が変わります。では項がに依存しないため、和はです。添字の役割は、どの項を含めるかを指定することなので、項の中に現れる必要もありません。なら、定数をからまで足すことは、その定数を回足すことです:。
上下限を動かす
項がある場合()、上限または下限を1動かすと、その端のちょうど1項分だけ和が変わります。両端が含まれるからです。上限を上げると次の項が加わり、下限を上げると最初の項が外れます。
項がない場合
のように上限が下限より小さいと、添字は値を1つも取らず、項がありません。通常の約束では、この空和は0です。合計は0から始まり、何も足されないからです。この約束により、上限や下限を1動かしたときの関係が最初から成り立ちます。はでも成り立ち、そのとき右辺の和には項がありません。項のない和は、項どうしが打ち消し合う場合とは異なります。では6項すべてが存在します。
操作
- 棒をクリックすると、その項を調べられます。図にフォーカスがあるときは、左右の矢印キーで項を移動し、Escで和全体に戻ります。
- 添字の軸の下にあるかをドラッグすると、上下限を動かせます。