この可視化で扱う関数
集合から集合への関数はと書き、の各要素にの要素をちょうど1つ対応させます。その要素をと書きます。写像、あるいは関数としての対応とも呼ばれます。は入力の集合である定義域、は出力の候補が属する終域です。実際に到達する出力全体が値域、すなわち像です。ここではからへの矢印で対応を描き、同じ組を格子上の点として見られます。表示欄は関数になっているか、なっていなければどの入力が条件を満たさないかを示します。
条件が確かめること
条件は入力についてだけのものです。各入力には出力が必要で、それは1つに限られます。矢印がない入力や2本以上ある入力があれば、その組はからへの関数ではありません。出力に同じ条件はありません。でとが同じに対応するように、複数の入力が1つの出力を共有できます。の要素に矢印が1本も届かなくてもかまいません。定数関数はすべての入力を同じ出力へ送ります。
関数に式は必要ありません。各入力に出力を1つずつ与えれば、それを表す式の有無にかかわらず関数が定まります。逆に、方程式があっても関数とは限りません。この2つの集合では、はにとの両方を対応させ、、、には内の出力を与えません。
まず入力の集合を決める
組の集合が関数かどうかはによって決まります。最初の例の関数から矢印を取り除いてみましょう。はに含まれるのに出力がないため、残った対応はからへの関数ではありません。しかし同じ矢印も、より小さい集合上では関数になります。ただし、入力の集合を小さくして解決するのは、取り除いた入力の問題だけです。上でもは関数ではありません。にはまだ出力が2つあり、、、にはないからです。関数を式だけで与えるとき、通常はその式が意味を持つすべてのを定義域とします。計算可能性理論などでは、出力のない入力を許す部分関数も扱います。このページのようなからへの関数は、どの入力にも出力を与えます。
垂直線テスト
格子上で入力を通る垂直線は、の出力1つにつき1点と交わります。したがって、組がからへの関数であることと、に属する各についてを通る垂直線がちょうど1点と交わることは同じです。の外の数を通る直線について調べる必要はありません。矢印と点は同じ組を表すので、このテストは定義をグラフから読み取ったものです。
操作
- の数からの数へドラッグすると矢印を描け、すでにある矢印なら削除できます。片方の端をクリックしてから、もう片方をクリックしても操作できます。
- 格子のマスをクリックして点を追加・削除します。キーボードでは、図にフォーカスを移し、矢印キーで移動してスペースキーを押します。