離散数学と数論 · 自然数

自然数

ものを数えるための数:0, 1, 2, 3, …。2つの自然数の和と積は必ず自然数になりますが、差と商はそうとは限りません。

この可視化での自然数

自然数はものを数えるための数 0,1,2,3,…0, 1, 2, 3, \dots です。0 から始めて 1 ずつ増え、最大の数はありません。その集合を N\mathbb{N} と書きます。このページでは2つの自然数 aa と bb、そして四則演算の1つを選びます。丸い駒で計算し、数直線で結果の位置を示し、0 から 20 のすべての aa と bb の表で結果が再び自然数になる場合を示します。

このページでの約束
N={0,1,2,3,… }\mathbb{N} = \{0, 1, 2, 3, \dots\}

0 は自然数?

統一された約束はありません。このページは国際規格 ISO 80000-2 に従い、0 を含めます。何もなければ個数は 0 です。一方、1 から始める本も多くあります。区別が大切な場合は、非負整数 {0,1,2,… }\{0, 1, 2, \dots\}(よく N0\mathbb{N}_0 と書く)や正の整数 {1,2,3,… }\{1, 2, 3, \dots\}(よく N+\mathbb{N}^{+} または Z+\mathbb{Z}^{+} と書く)という明確な名称を使います。別の場所で公式を読むときは、どちらを意味するか確認しましょう。

表が示すこと

2つの集まりを合わせて数えても、bb 個ずつを aa 列並べても、結果は個数です。自然数の和と積は自然数なので、加法表と乗法表は全体が光ります。引くには十分な個数が必要です。a−ba - b が自然数になるのは a≥ba \ge b のときだけで、減法表の対角線とその下のマスに対応します。

b>0b > 0 のとき、aa 個を bb 組に等しく余りなく分けられるのは、bb が aa を割り切るときだけです。それ以外でも、自然数を使った余りのある割り算で表せます:a=qb+ra = qb + r。ここで qq と rr は自然数で、0≤r<b0 \le r < b です。7 個を 2 組に分けると1組 3 個、余り 1 個で、7=3×2+17 = 3 \times 2 + 1。余った 1 個も分けると各組は 3+123 + \tfrac{1}{2} となるため、商 7÷2=3.57 \div 2 = 3.5 は 3 と 4 の間です。一方、0 による除算は別の問題です。a÷ba \div b は bb を掛けると aa になる数ですが、どの数に 0 を掛けても 0 です。したがって a≠0a \ne 0 のとき a÷0a \div 0 には値がなく、0÷00 \div 0 にはただ1つの値がありません。どちらも未定義であり、自然数の外の数ではなく、結果自体が存在しません。

すべての引き算を可能にするには −1,−2,…-1, -2, \dots を加えた整数 Z\mathbb{Z} に、0 以外の数によるすべての割り算を可能にするには有理数 Q\mathbb{Q} に数を広げます。どの段階でも 0 による除算は未定義です。

注目する点

  • 6÷26 \div 2 と 3.03.0 は自然数です。どちらも表し方が違うだけで 3 です。大切なのは数そのもので、書き方ではありません。

操作方法

  • 表のマスをクリックすると、aa と bb を同時に選べます。

関連項目