Bun & Bolt ● 01–05
好奇心から生まれた作品を、あなたの手で探ってみてください。
Bun & Boltは、二人だけの独立スタジオです。触って探れる数学、物理シミュレーション、インタラクティブな物語など、ウェブのためのインタラクティブな作品をつくっています。どれもブラウザで動き、スマートフォンでもパソコンでも使えます。無料で、広告もなく、アカウント登録も必要ありません。
Bunは技術哲学の博士課程の学生、Boltは長年スタートアップの創業者でした。二人に共通しているのは、好奇心の向くままに進む癖です。動いているところを見てみたい数学のアイデア、手が通ったあとに砂が落ち着いていく様子、数字の並びに隠れた問い。何かに心をつかまれると、それをあなたが自分で探れる作品にし、ときには研究論文にもします。
私たちは一つひとつの作品を、製品というより小さな芸術作品のようにつくっています。見た目や手ざわりに時間をかけ、しっくりくるまで手を入れ続けます。そのあと作品がどうなるかは、出会ってくれた人たちに委ねます。
ひとつの作品から始めよう
- 01
Bun & Bolt Math
数学のビジュアル辞典
1ページに1つの概念。どれもリアルタイムに描かれ、値を変えると反応する様子を見られます。代数、幾何、微積分、線形代数、確率と統計、カオス、フラクタル、数論を扱い、導関数や固有ベクトルから、ベイズの定理、メビウスの帯、ライフゲーム、マンデルブロ集合まで揃っています。
どのページも、操作できる図から始まります。操作部は精密機器のパネルを手本にデザインし、いま見ているものを説明する短い解説を添えました。ある概念に一度出会ったことがあり、それが実際にどうふるまうのかを確かめたい人のためのものです。リンクには調整した設定がそのまま残り、プレゼンテーションモードを使えば教室のプロジェクターに映せます。計算の裏にあるコードは、テストとともに公開しています。
- 02
キネティック・サンドテーブル
跡を残し、ゆっくり消えていくのを見つめる。
枯山水の趣をもつ、ブラウザの中の砂のトレイ。棒で線を描き、熊手で筋を引き、さじやシャベルで砂を掘ったり注いだり、砂の振り子を揺らしたりできます。やがてアームがゆっくりと回り、跡が消えるまで砂を元に戻していきます。
砂を砂らしくふるまわせるまでに、七つのバージョンを重ねました。掘り出した砂はそのまま注ぎ戻せ、斜面は安息角を超えると崩れ、音は手の速さについてきます。短い動画を録画して共有することもできます。
- 03
コンウェイのライフゲーム
七つのチャレンジ、ひとつのシンプルなルール。
コンウェイのライフゲームを、チャレンジ集にしました。最大36個のセルから始めて、消えるまでいちばん長く生き延びる、いちばん大きな花火を打ち上げる、いちばん周期の長い時計をつくる、いちばん広く広がる、といった記録を競います。ランキングは全部で七つ。どの投稿も同じエンジンで実行し、判定します。
3Dでは各世代が前の世代の上に積み重なり、パターンの歴史全体がひとつの彫刻として立ち上がります。私たちはライフゲームを数学としても研究しています。論文「The Ultimate Fate of Life Is Not Shared」では、2022年に提起された、その長期的なふるまいに関する未解決問題に答えました。
- 04
プール
この島はまだ建設中です。
海の上、鋼の脚で立つ小さな3Dの島。ガラスのプール、すべり台、平屋根の家があります。誰かを持ち上げて水に放り込むと、審査員がその飛び込みを採点します。水面に円や星、ハートなどの形を描けば、泳ぎ手たちが位置について、アーティスティックスイミングを披露します。
この島は、ローズ島を描いた映画を観たことから始まりました。イタリアの技師がアドリア海に建てたプラットフォームで、1968年に独立国家を宣言した島です。
- 05
2026ワールドカップ記念
Bun & Boltはここから始まりました。
2026年ワールドカップを題材にした、遊び心のあるデータストーリー。市場価値が四千倍も違う三人の選手を、同じ天秤に載せて比べます。数字にはすべて出典を記し、データは2026年7月時点のまま残しています。
Bunにとって初めてのワールドカップで、いちばん好きなチームはカーボベルデでした。決勝に進んだ二チームは、どちらも90分以内にカーボベルデに勝てませんでした。決勝の週末、Bunはこのページを一日でつくりました。自分たちが体験したことを小さなプロダクトにする初めての試みであり、Bun & Boltの最初のページです。