この可視化での接平面
がで微分可能なら、曲面はそこで接平面を持ちます。これは線形近似、または線形化のグラフです。2つの偏微分係数から作られ、点に近づくにつれて曲面が相対的により密着していく、ただ1つの平面です。点はとも書きます。
透明な曲面はfのグラフ、青い面はPでの平面です。その中の青い直線は、Pを通るx方向・y方向の2本の切断曲線の接線で、この2直線が平面を張ります。全体図の赤い正方形はです。wを小さくすると、Pのまわりをx、y、zの各方向に同じ倍率で拡大します。黄色い線分は、正方形内の曲面と平面の鉛直方向のずれの最大値を示します(定義域内の部分を細かい格子で調べた推定値)。数値表示ではこれをwで割ります。微分可能とは、まさにこの比が0に近づくこと、つまり最大のずれがo(w)になることです。
注目するところ
- Pでのfの2次の項が0でない場合(丘や、波の大部分の点)、wが小さくなるとずれはに比例して縮みます。そのため10倍拡大するたびに比は約10分の1になります。鉢形と鞍形では、すべての点でこの関係が正確に成り立ちます。2次の項が0になる点では、さらに速く縮みます。波の原点では、10倍拡大するたびに比は100分の1になります。
- 偏微分係数があるだけでは十分ではありません。「折れ目」(このページでの呼び名。古典的な反例、)では、原点の偏微分係数は2つとも0で、候補の平面はになります。しかし、最大のずれは拡大しても正方形の4隅でのままで、ここに接平面はありません。円錐の頂点では、偏微分係数すら存在しません。どちらの曲面も、それ以外の点では微分可能です。
- 接平面は曲面を横切ることがあります。鞍点では接平面は水平ですが、曲面はある方向ではその上に、別の方向では下にあります。
- 3D表示には透視投影を使うため、画面上の傾きは視点によって変わります。平面の方程式の数値は丸めて表示し(≈)、最大のずれは標本からの推定値であって、保証された上界ではありません。
どこで使うか
- 線形近似:の近くでです。変化量を全微分と呼びます。ベクトルは平面に垂直です。
- 数値計算では、局所的な微分の情報を反復の各ステップに使います。連立方程式に対するニュートン法は線形化した方程式を解き、勾配降下法は接平面の傾きを表す勾配を手がかりに進みます。
操作方法
- スライダーを0.001に近づけると拡大し、w → 0では10倍ずつ拡大します。曲面全体の表示(w = 1)では、曲面上のPまたは全体図の投影点をドラッグできます。ホイールと代表点のキーは、どの倍率でもPを動かせます。切断曲線は2本の切断曲線と接線を表示し、全体図は現在の位置を示します。
- プレゼンテーションモードはプロジェクター向けの全画面表示です。スペースキーで拡大、← →でwを10倍または10分の1に変更し、Hで答えを隠します。