この図で見る対数
を底とする の対数 は、 となる指数 、つまり を何乗すると になるかを表します。、、 のときに存在します。よく使う底は10(、常用対数)、(、自然対数)、2です。このページでは1つの規則から曲線 を説明します。
x 軸上の点列は から始まり、同じ を繰り返し掛けて と続きます。逆方向には割っていきます。 なら x 軸上の間隔は次第に広がり( なら逆方向に進みます)、曲線上の各段差は同じ高さ です。 が成り立ち、数の掛け算が対数の足し算になるからです。y 軸の黄色い目盛りは等間隔です。 から で進むと高さは0、1、2、3となり、対数が の因子の個数を数えます。 なら2段で を1回掛けるので、1段の高さは½です。ここから分数の指数が生まれます。この規則が曲線全体の形を決めます。 と を通り、さらに1段上がるのに同じ倍率、つまりますます長い x 軸の距離が必要なので緩やかになります。割り続けて0へ近づいても0には届かず、 なら で際限なく下がります。
対数目盛りでは、数を位置 に置きます。点列は等間隔、曲線は直線となり、等しい比が等しい距離に変わります。計算尺はこの目盛りを2つ組み合わせたものです。一方を だけずらすと、その上の数はすべて 倍され、積を目で約3桁まで読めます。底を変えても高さの尺度が変わるだけで、 です。 では曲線が上下反転し、 となります。また なので、横方向に 倍することは上に だけ移動することと同じです。
注目するところ
- 対数が和に変えるのは積です。和をそのまま和にはできません。 に対し、 です。
- で半分になるのは数そのものではなく、高さの増分です。 ですが、 です。
- 0と1の間の数にも対数があり、 なら負になります:。1の累乗はすべて1なので、底は1にはできません。1に近い底では曲線が非常に急になります()。
- 対数はゆっくりですが際限なく増えます。 は で10、 で20に達します。
- このページで「=」を付けるのは厳密な値だけです(、)。丸めた値には「≈」を付けます。小数、分数、√2 などの根号、e を含むすべての数を厳密に保持して判定します。
操作方法
- 塗りつぶされた開始点をドラッグすると、点列全体が動きます( が変化)。ほかの点を動かすと、その点が手に追従するよう倍率が変わります。点をクリックするとグラフ上部で対数を読めます。 をドラッグすると、1を越えない側で底が変わります。½、2、e、10のキーでは1をまたいで切り替えられます。入力欄には
0.5、1/3、√2、eのような厳密な数を使えます。 - 線形 | 対数で x 軸を対数目盛りに切り替え、また戻せます。計算尺は軸の下に C 尺を置き、1を開始点に合わせます。 は横方向に 倍した曲線を示し、 と は縦横同じ線形目盛りで逆関数とその対称軸を示します。
- プレゼンテーションモードではプロジェクター向けの全画面表示になります(← → で掛ける数を½、√2、2、3、10に変更、H で対数を非表示)。
関連項目
さらに読む: ウィキペディア: Logarithm (英語); OpenStax, Algebra and Trigonometry 2e, 6.3 Logarithmic Functions (英語); ウィキペディア: Slide rule (英語).